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【佐賀 総体 2024 注目チーム ソフトテニス】嬉野高校男子ソフトテニス部 大島樹監督「個性を伸ばす。大島流チームの作り方」

配信:
2024/4/21 6:00:05
取材:
2024/4/9 6:00:00
【佐賀 総体 2024 注目チーム ソフトテニス】嬉野高校男子ソフトテニス部 大島樹監督「個性を伸ばす。大島流チームの作り方」
高校総体嬉野高校ソフトテニス

2024年5月に開幕する佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したチームは、昨年の総体で3連覇を達成し、九州新人大会で準優勝。全国選抜にも出場した嬉野高校男子ソフトテニス部。集大成となる総体で存分に力を発揮するため、日々練習に励んでいる。

本記事では、大島樹監督の総体にかける思いに迫る。



1年生から全国を経験

昨年からほとんどメンバーが変わっていない嬉野高校。1年生から全国を経験している選手が多く、その経験が強みだという。昨年の総体では決勝リーグの最終戦、ライバルである佐賀工業を相手に押し切られてしまうのではないかという激闘だったが、その逆境を跳ね除けて3連覇を達成した。


「去年の総体のあの試合を乗り越えたことが彼らの成長につながっている。」


藤井主将について

大島監督は藤井主将について「一番考えてテニスと向き合っている。」とその姿勢を評価している。プレーで引っ張り、昨年の中島主将のような側面も持ちつつ、仲間に寄り添う一面も持ち合わせているという。U-17男子日本代表メンバーに入り、そこで得た経験をチームに還元しようと部員とのコミュニケーションを取っている姿があった。
「今年は主将が先頭で引っ張りながらも一人一人に寄り添って全員でチームが出来上がっている。」と個人の戦いでありながら団体戦を大切にするソフトテニスならではのチームの形だ。


選手を否定しない

ダブルスの3試合で戦うソフトテニスの団体戦では、ベンチも含めて団体戦のメンバーは8人である。遠征や合宿など、8人は様々な経験を積むことができるが、他の部員はそうではない。しかし、8人に限らず全員がどんどんレベルアップしていく嬉野高校はどのような取り組みがあるのだろうか。

「今年からのチャレンジで、指導者からのアドバイスや気づいたことを全員がメモするトークルームを作りました。遠征でAチームが得た学びを全員が共有できる状態ですね。学びだけでなく、意識・考え方が共有されているのが全体としてレベルが上がっていくところなのかなと思います。」と積極的にSNSやアプリなども活用しているという。
そして、一番は選手を否定しないことだという。「できないこともあるかもしれないが、その子にしかできないことがある。どんどん伸ばしていく言葉がけを。」と選手とのコミュニケーションを大事にしている。その言葉が自信につながり、前向きに取り組むからこそ成長していくのだろう。


総体に向けて

3連覇中で4連覇がかかっている嬉野高校。プレッシャーを感じないことはないだろう。迫る総体に向けて「勝つためには?という問いの中で、細分化して、整理して、勝つというよりも負けないために何が必要かを伝えている。そこがしっかりできればあとは自由なテニスを。」と総体4連覇、全国への挑戦に向けて準備を重ねていく。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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