【高校総体注目チーム紹介】鳥栖工業高校駅伝部の主将＆監督に聞く！

2023年の夏に行われる佐賀県高等学校総合体育大会（高校総体）で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回は、駅伝競技において47回の全国出場という結果を残している鳥栖工業高校駅伝部について取り上げる。

鳥栖工業高校駅伝部は、全国大会出場回数が47回という伝統と強さを誇るチームである。主将の佐藤光希選手（2年）は、中学では野球部に所属していたが、野球部ながらも駅伝に参加し、素晴らしい成績を残している。高校では、野球部ではなく、駅伝部に入部し、どんどん記録を伸ばしている佐藤選手。

今回はそんな佐藤選手と、鳥栖工業高校駅伝部の監督を務められている古川昌道先生にお話を伺った。

主将 佐藤光希選手

まずはチームに関してお聞かせください。

チームとして「全国高校駅伝8位入賞」を目標として掲げていらっしゃるとお聞きしました。今の手ごたえや日々の取り組みについて聞かせてください！
歴代の先輩方が繋いできている目標なので、自分たちもそれに負けないような目標で絶対に達成してやろうという思いです。

これまでチームとしてどのような想いで、頑張ってきましたか？
個人個人で目標はあるとは思うんですが、最終的な目標として12月の高校駅伝なので、全員で頑張っています。

　---チームを引っ張るうえで、苦労されたことはありますか？
故障者が多くなったことが苦労しました。

応援してくれる方に向けて、試合の中での注目ポイントを教えてください！
自分たちの今年の目標が走姿顕心という目標で走る姿は心を顕すという意味で、心を顕し感動させるような走りをしたいと思います。

次にご自身のことやチームメイト・監督への思いに関して質問させてください。

陸上を始めたきっかけはなんですか？
自分は中学校の時に野球をやっていて、その時に借り出しで駅伝大会があったんですが、そこでタイムがどんどん伸びていってそれが楽しくて始めました。

高校進学時に鳥栖工業を選んだ理由は？
県内でも鳥栖工業が一番強く、父が鳥栖工業の駅伝部出身ということもあり、鳥栖工業を選びました。

同級生への思いを聞かせてください！
今年が最後の駅伝のチャンスになるので、全員が高い意識を持って目標達成に向けて頑張りましょう。

監督はどんな方ですか？
練習の中では厳しいんですけど、自分たちのことを常に考えてくださっていて、練習以外ではすごく優しい監督です。

最後に総体・インターハイへの意気込みをお願いします！
県大会では、確実に一位を取り、全国高校駅伝で8位入賞に向けて、全員で高い意識を持って練習を頑張りたいと思います。

顧問　古川昌道 先生

このチーム（三年生が引退してから）が始動して、苦労されたことを教えてください！
まずは選手集めに苦労しました。どうしても県内の中学生は西の方にたくさんいるので、意欲がある、力がある、結果を出せる選手を集めるのに苦労しました。
私がここに就任して、27年目なんですが、就任した翌年から自宅に生徒を預かって、家内に食事を作ってもらっていました。そうでもしないと遠方の選手を連れてこれないので、何が一番苦労したかというと、その選手集めが一番苦労しました。

このチームのストロングポイントや特徴を教えてください！
選手層の厚みです。長距離走の場合は、5000mのタイムでそのチームの選手層を見るんですが、現時点で新2、3年生で見ると、5000mを14分代で走るのは県内でうちしかいません。それも9名いるので、選手層の厚みは県内ではダントツだと思います。全国的に見ても、割といる方だと思います。

戦い方として、どのようなことをお考えですか？
まずは全国を見据えて、長い距離をきっちり走る選手を育成することが一番です。

主将の佐藤選手について、先生から見た印象を教えていただけないでしょうか？
チームをまとめる力があって、このキャプテンの言うことは聞かなきゃいけないという気持ちで動いてくれます。今年は、佐藤を中心に戦っていきたいと思です。どちらかというと、スピードタイプで短い区間を走る選手とは思うんですが、ぜひチームを引っ張ってほしいと思います。
新チーム作りで今は苦労しているとは思いますが、去年を超えるチームを作ってほしいです。

県総体やインターハイ、駅伝に向けて、メッセージをお願いします！
鳥栖工業は駅伝の伝統校で、全国大会出場回数は47回と回数だけでいくと全国で4番目となります。多くの駅伝ファンがおられますので、その方々の応援に応えられるような走りをしていきたいと思っています。