【高志館高校アーチェリー部】北海道インターハイでは男女ともに予選突破を狙う
男女ともに県総体で優勝し、北海道インターハイに出場する高志館高校アーチェリー部。男子主将の片岡選手、女子主将の井手選手にお話を聞き、アーチェリーを始めたきっかけからインターハイにかける思いまでを3本に分けて紹介する。本記事では、男女両主将にインターハイに向けた思いを語ってもらった。
男子 片岡主将が語るインターハイ
自分からチームを引っ張っていってくれる頼もしい後輩たち
片岡主将と共にインターハイに出場するのは山口天馬選手と川島颯杜選手。ともに2年生だ。片岡主将はこの2人について、「2人とも自分より高い得点を出せる選手です。山口は部内で一番上手いし、川島はノっている時は止められません。」と語った。
団体戦の難しさ
アーチェリーの団体戦では、2分の間に3人が1人2射ずつを行わなければならない。さらに、プレーする場所には1人ずつしか入れないため、交代もその時間に含まれる。片岡主将は「団体戦は時間がないので焦ったりパニックになったりしやすいです。1人ずつしか入れないルールだったり、いつもは考えられる風向きだったりを忘れてしまいます。そこを後ろにいる仲間が声かけでサポートすることが大事です。」と団体戦の難しさを語った。
先輩たちができなかった予選突破を
昨年の四国総体では、惜しくも4点足りず予選を突破できなかった高志館高校男子アーチェリー部。
「予選突破のボーダーラインは1800点と言われています。そこに向けて練習を積んでいって、先輩たちが出来なかった予選突破を果たしたいと思います。」片岡主将率いるこのチームで先輩を超える記録を狙う。
女子 井手主将が語るインターハイ
後輩たちがいるから団体戦ができる
高志館高校アーチェリー部の女子部員は3年生1人、2年生2人。1年生もいるが、まだアーチェリーを始めたばかり。3人必要な団体戦にギリギリの人数でインターハイ出場を掴み取った。井手主将は共に出場する岡本莉央選手と髙塚未早選手について「岡本は、点数が良かったり悪かったり波があるんですけど、団体戦に気持ちを持ってきてしっかり得点を出してくれます。高塚は、試合になるとネガティブになっちゃうところもあるんですけど、ちゃんと努力している姿を知っているし信頼しています。」と語った。
マイナスな言葉は絶対に使わない
四国総体で先輩とチームを組んだ井手主将。先輩の最後のインターハイで足を引っ張ってはいけないと背負い込んだ。その経験があるからこそ今のチームではマイナスな言葉は絶対に使わないという。
「団体戦で声かけはすごく大事です。時間がないというのもあるし、何よりチームの結果がかかっているのでどうしても緊張してしまいます。だからこそ声かけでは絶対にマイナスなことは言わずにみんなでやってきたことを出せるように心がけています。」
インターハイでは楽しんでプレーする
井手主将にインターハイの目標を聞くと、「目標は予選を突破することですけど、それよりも楽しむことが一番です。結果は後からついてくるものだと思ってみんなで楽しくプレーできたらいいなと思います。」と思いを話した。
男女ともに予選突破を狙う高志館。掴みとった全国大会に向かって一直線に練習していた。片岡主将、井手主将が率いる高志館高校アーチェリー部の戦いが始まる。
北海道総体アーチェリー競技は、8月9日(水)〜10日(木) 、北海道帯広の森陸上競技場で開催される。