【佐賀商業高校水泳部】主将 嘉村起努選手 「佐商プライドを胸に」 全国でも強い佐賀商業を
佐賀総体を圧倒的な力で優勝し、インターハイ出場を果たした佐賀商業水泳部。「佐賀と九州で強い佐賀商業を見せることができた」と話す主将の嘉村選手と沖田先生にインタビューを行い、佐賀商業水泳部の「これまで」と「これから」を紹介していく。本記事ではインターハイまでの活動を振り返っていく。
自分がしてもらったことを次の世代に
「後輩が全国で活躍して、来年以降のチームを引っ張っていってほしい」と、自身の経験と合わせて語った嘉村選手。自身も2年生の時に全国大会のリレーメンバーで多く出場し、そのおかげでキャプテンとしてチームを引っ張ることができたと語った。自分も全国の舞台で活躍することを誓いながら、後輩たちのチームのことまで考えていた。
新チームになってすぐの末広杯で
10月に開催された末広杯ではメドレーリレーで優勝、フリーリレーで2位になった佐賀商業。「前年とチームと比べて、弱くなったねではなく、強くなったねと思われるようにしたかった」と嘉村選手が語るように並々ならぬ思いで挑み、「より一層強くなったところを見せることができた」としっかり結果につなげることができた。
春のジュニアオリンピックで試練が
「正直油断があった」と語ったジュニアオリンピックでは、タイムが思うようにでず、満足のいく結果を出すことができなかった。
チームを率いる沖田先生は「そのような結果も含めて、今年は順調だったかな」と答え、きつい時期はあったものの九州総体の結果を受けて、順当にここまで手応えがある様子であった。
1年生がチームに新たな風を
「元気のいい1年生が入ってきて練習の雰囲気がすごくよくなった」と嘉村選手が言うように、ジュニアオリンピックの結果を自分達なりに捉え、意識改革を行っている最中の大きな「きっかけ」になった。
そこから、始まった総体では1年生の活躍もあり、佐賀総体を突破。九州総体でもリレー3種目全てでIH出場を掴み取ることとなった。
佐賀総体は自分達との闘い
九州、全国を見据えていたこのチームは言わば佐賀総体は通過点。調整などではなく直前まで練習で追い込み、その中でいかに良いタイムを出せるかと言う自分との闘いとなった。「九州、全国に繋がる良い経験だった」と嘉村選手も佐賀総体を振り返った。
九州大会では今まで以上の結果で
自身の九州大会の目標は「後輩をインターハイに連れていくこと」であった嘉村選手。チームとしても、九州大会はインターハイに直結するため、みんな気合十分で挑んだ。
結果は、フリーリレー(100×4、200×4)とメドレーリレー(100×4)、個人でも、渋谷選手が50m自由形で、野田選手が200mバタフライでインターハイ出場を決めることとなった。リレーメンバーには1年生もおり、嘉村選手の目標を達成することとなった。
第2弾では、佐賀商業高校水泳部のインターハイに向けた思いを紹介していく。