【総体優勝特集】団体優勝 三養基高校女子剣道部 主将 嶋内選手「優勝は嬉しいけど、自分は悔しかった」 活躍 糸山選手「悔いが残らないように出し切る思いで」
2023年の夏に行われる佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で優勝したチームを取材する本特集。
剣道女子団体で優勝したのは、三養基高校女子剣道部。
これまで主将、そして大将としてチームを牽引し、優勝の嬉しさもありながらも「不甲斐ないところがあった」という悔しさもあり、涙を流した嶋内選手、優勝をかけた龍谷戦では同点で迎えた中堅戦でメンとコテの2本を決め優勝へ大きく貢献した糸山選手。
試合直後の2人にインタビューを行った。
主将 嶋内さおり 選手
ーー優勝をかけた龍谷戦前、監督の八坂先生から声をかけられる場面がありました。どんな話をされていましたか?
1、2試合目はダメだったかもしれないけど、ここでいいところを見せてこいという言葉をいただきました。
ーー優勝した今の率直な気持ちを教えてください!
嬉しい気持ちはあるんですけど、キャプテンとしてチームを引っ張っていかなければいけないところで不甲斐ない姿を見せてしまったところは、今回の反省しなければいけないところだと思っています。
ーーその反省するところとはどういったところですか?
決勝リーグの1試合目(敬徳戦)、2試合目(小城戦)でチームにポイントを取らなければいけない場面で相手に取らせてしまって、最後の試合(龍谷戦)も自分で勝負をつけられるところがあったんですけど、そこで決めきれずに仲間に頼りっぱなしになってしまったところです。
ーー優勝を掴んだ今、これまでの練習や大会を振り返ってどうですか?
やってきたことは間違いではなかったと思いますし、そのおかげで優勝できたと思います。自分たちに合った練習メニューで指導してくださった先生には感謝しかないです。
ーー先生の他にも感謝を伝えたい人はいますか?
保護者の方々や仲間たち、今まで関わってきた人たち全員に「キャプテンとしても選手としてもまだまだ足りないところが多い自分だったけど、それでも自分を信じて、そばで支えてくれてありがとうございます」と伝えたいです。まだもう少しお世話になると思うので、その分、結果で恩返ししたいと思っています。
ーー最後に、九州大会・インターハイに向けて意気込みをお願いします!
個人でもチームでも課題がいっぱいあるので、そこを無くして、いいところを伸ばして、まず九州では必ず優勝したいと思っています。
中堅 糸山陽香 選手
ーー優勝した今の率直な気持ちを教えてください!
「日本一」という夢があって、それを叶えることのできるインターハイに行くための県予選なので、優勝できたことはとても嬉しいです。
ーー熾烈な決勝リーグでした。振り返ってどうでしたか?
とても緊張したけど、最後はみんなで勝ち切ることができたので良かったです。
ーー優勝をかけた龍谷高校戦。同点で迎えた中堅戦でした。試合中はどんなことを考えていましたか?
今まで練習してきたことを悔いが残らないように出し切りたいと思って試合をしていました。
ーー優勝が決まって、チームメイトと抱き合う場面もありました。どんな話をしていましたか?
「本当に優勝できて良かった」と行っていました。
ーー今、感謝を伝えたい人はいますか?
送り迎えをしてくれたり、朝早くから手伝ってもらったりしていたので家族に感謝を伝えたいです。
ーー最後に、九州大会・インターハイに向けて意気込みをお願いします!
自分に足りないところがあるので、それを無くして日本一になれるように稽古していきます。
令和5年度 全九州高等学校体育大会 剣道競技は、6月30日(金)〜7月2日(日)に熊本県山鹿市総合体育館にて開催され、
令和5年度 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)剣道競技は、8月4日(金)〜8月6日(日)に北海道のよつ葉アリーナ十勝(帯広市総合体育館)にて開催される。
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