【高志館高校アーチェリー部】男子 主将 片岡逸志朗(3年) 「仲間がいたからここまでやってこれた」
男女ともに県総体で優勝し、北海道インターハイに出場する高志館高校アーチェリー部。男子主将の片岡選手、女子主将の井手選手にお話を聞き、アーチェリーを始めたきっかけからインターハイにかける思いまでを3本に分けて紹介する。本記事では、男子の主将を務める片岡選手についてご紹介する。
中学時代から憧れていたアーチェリー
中学時代、下校中に高志館高校の近くを通っていたという片岡さん。いつもアーチェリー部を見て、かっこいいなと憧れていたという。高志館高校に進学が決まると迷いなくアーチェリーを始めた。
アーチェリーの魅力
片岡さんは、「どうやったらもっと綺麗に打てるんだろう。こうかな。って試行錯誤して、少しずつ、着実に上手くなっていく感じが楽しいです。」と語った。
いまの3年生は1人だけ
高志館高校アーチェリー部の3年生男子は片岡さん1人だけ。入部した時から同級生はいなかった。どうして続けてこれたのか聞くと、「小城から練習に参加してくれる同級生の存在や積極的に話しかけてくれる先輩のおかげでここまで続けてくることができたと思います。」と仲間思いの一面を見せてくれた。
成長できる環境
アーチェリーは高校から始める人が多いが、片岡さんもそうだった。初めは全然上手くいかなかったという。では、どうしてここまで成長できたのだろうか。
「先生方がとても熱心に教えてくださいますし、部員同士で教え合うこともあります。たまに元日本代表の方も来られる強化練習会があって、そこで自分の悩みをぶつけて成長していきました。」と強さの秘訣を教えてくれた。
選抜で初の全国経験「上手くいかない」
「選抜は初めての全国で、感じたことのない空気感の中で試合をして、すごく緊張したのを覚えています。」
コロナ禍の中で行われた全国選抜。片岡さんはそこからいつもの射形が分からなくなってしまったという。
「少しずつ取り戻してきている」
選抜大会を終え、スランプ気味になってしまったという片岡さん。県総体、九州総体と少しずつ取り戻してきていると力強く語ってくれた。
「7月最後の強化練習でいいアドバイスをいただいて、かなり戻ってきていると思っています。あとは、北海道に向けてさらに上げていきたいです。」
高志館高校男子アーチェリー部を率いる片岡主将を紹介した。
第2弾は、女子の主将を務める井手選手。井手選手も唯一の3年生。アーチェリーにかける思いに迫る。