【佐賀 総体 2024 注目チーム バスケットボール】佐賀清和高校女子バスケットボール部 主将 角田 美咲輝 選手 「歴史を受け継ぐために必ず優勝を」

2024年5月に開幕する佐賀県高等学校総合体育大会（高校総体）で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したチームは、佐賀清和高校女子バスケットボール部。
昨年佐賀県大会で優勝を積み重ねていった本校は、今年も優勝こそないものの準優勝が2回。今年も佐賀県のバスケットボールを盛り上げ、県総体でついに優勝なるか。

本記事では、主将としてチームを牽引する角田美咲輝主将の総体にかける思いに迫る。

歴史と伝統を一身に背負って

佐賀清和高校バスケットボール部の「強さ」と「歴史」に一番に惹かれて入学を決意した角田主将。お母さんも本校バスケ部のご出身だったこともきっかけだそうだ。角田主将が入学した年に、佐賀清和が6年ぶりに県で優勝し、昨年は4大会で優勝した。今回の総体に対して角田主将は「歴史を受け継ぐことができるように自分たちも優勝しなければいけない」と力強く語り、闘志がみなぎる。

新人戦と春季大会で感じたもの

新人戦、春季大会ともに惜しくも決勝で佐賀北に敗れてしまった佐賀清和。新人戦では32点差での敗北となったが、春季大会では16点差と負けたもののその差を縮めた。しかし、失点パターンが新人戦に近しいものがあり、まだまだ改善点はあるようだ。
総体でこの差がどうなっているのか。10月からはウィンターカップもあるため、この総体での対戦も大事な試合になってくることは間違いない。

敵の良さを封じ、自分たちの良さを発揮するバスケを

今年の佐賀清和は大きな選手が不在で、ライバルとなる佐賀北は対照的に大きな選手が揃っているようだ。そんな状況でも勝つためには試合のスピード感を上げて、細かなチャンスを掴み取らなければならない。現状目指しているチーム像は、「脚力」と「シュート力」で相手を上回るバスケを展開すること。少しずつチームに浸透させて、決勝で2回敗れている佐賀北に総体ではリベンジを果たしたい。

主将として大事にしているもの

角田主将は自分自身の分析として、「プレーに良い時と悪い時の波がある」と話し、その際のベンチでの声かけはすごく難しいようだ。自分自身の精神的なコントロールも必要となるが、主将としてチームへの声かけを止めることはできない。
そんな時に大事にしているのが、前主将の清水先輩の「自分のプレーがどんなに悪くても、そういう雰囲気はチームには見せないでずっと声を出してチームを盛り上げることが大事」という言葉。この言葉が支えになって、自分がきつい場面でもチームを鼓舞し続けることができるようだ。

「全国で一勝」を達成するために

「それぞれが意見をぶつけ合いながらも尊重し、全員で勝とうと盛り上げる雰囲気が最近出てきた」と話す角田主将。
まず1つ目の県でのタイトルを獲得するために、「もっとプライドを持って、もっと頑張れる」とチーム全体でそれぞれを鼓舞し続け、覚悟を持って、総体に挑む。