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【燃ゆる感動かごしま国体】ボート 國元 悠衣選手「楽しみながら2人でいいプレーを」

配信:
2023/9/5 22:00:04
取材:
2023/8/28 1:00:00
【燃ゆる感動かごしま国体】ボート 國元 悠衣選手「楽しみながら2人でいいプレーを」
SAGA2024 国スポ・全障スポボート

10月7日(土)から開催される燃ゆる感動かごしま国体。「熱い鼓動 風は南から」というスローガンには、熱戦を繰り広げるアスリート達の熱い鼓動と会場に響きわたる歓声が、鹿児島から南の風に乗って全国に広がってほしいという思いが込められている。ボート競技にダブルを組み出場する國元選手と石垣選手。本記事では昨年、今年と全日本選手権を2連覇した國元悠衣選手について紹介する。

練習中の國元悠衣選手

中学生で感じた全国大会への壁

國元選手は、小学校2年生からバレーボールをしていた。中学校3年生の時、県選抜の最終まで残ったが、最終選抜で落ちてしまった。
落ちた理由を聞いたところ、身長が足りないと言われた國元選手。
このスポーツでは全国大会へ行けないと感じ、全国大会に行けるスポーツを探し始めた。


ボートとの出会い

中学校から高校へ進学する際に、唐津商業高校のパンフレットを見た。
そこには、佐賀県出身でロンドンオリンピック選手の福本温子選手が掲載されていた。
その写真を見てボートをやりたいと思い、ボートで全国大会を目指すことを決めた。


高校での驚くほどの成長

高校からボートを始めてわずか1年半の高校2年生の時、和歌山国体に出場し、準優勝という成績を残した。
また高校3年生の時も、岩手国体に出場し、準優勝。
さらにU-19日本代表にも選ばれるなど、高校から始めたにも関わらず、かなりの好成績を残した國元選手。
國元選手「全てが初めてだったので、「楽しい」という思いで続けてきた。」


全日本選手権2連覇

高校までは、「楽しい」という思いでボートを続けてきた國元選手。高校卒業後は、中部電力へ所属しボートを続けることとなった。
企業に入っているので勝たなければいけないというプレッシャーも感じる反面、職場の方の応援が國元選手の背中を押す。
「どんなに辛いことがあってもしっかり準備して、試合に臨むように心がけている。」と語る國元選手。
職場の方の応援が國元選手の力となり、昨年、今年と全日本選手権では優勝し、見事2連覇を果たした。


団体競技でもあり、個人競技でもある

「1人でも頑張れば頑張るほど、上に行けるし、4人乗りや2人乗りでも頑張れば頑張るほど、喜びを分かち合える仲間がいるし、頑張れば頑張るほど上に行って、世界も経験できる」と語る國元選手。
メジャー競技と比べて、競技人口が少ないボート競技。
國元選手は、「だからこそ、中高生が今始めたとしても上を目指せる競技でもあるので、そういうところに目を向け、いろんな経験値を上げ、いろんな過程を踏んでいけるのはボート競技としての楽しみなんじゃないかなと思う。」と語る。


持ち味の持久力を活かす

國元選手の強みは長い距離を全力で走り切ることができる持久力。
レース距離が長くなればなるほど、持久力を活かすことができる。
いざという時に120%のパワーを出せるような勝負強さにも自信があると語る。


県を背負って戦う

「初めて石垣選手と組むのですが、まずは最終日の決勝に残ることが大前提です。今年はダブルが1番の激戦区になるので、来年のSAGA2024に向けてどれだけチャレンジできるかワクワク感を持って挑み、楽しみながら2人でいいプレーをできたらいいなと思う。」

燃ゆる感動鹿児島国体のボート競技は、9/21(木)~9/24(日) 、鹿児島県鹿屋市輝北ダム特設ローイングコースで開催される。
次回は、國元選手とダブルを組み出場する石垣選手と2人の国体に対する思いを紹介する。

記事
株式会社WIDE - 三枝功伸

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