KachiSpo
KachiSpo

ダークモード

  OFF

特集・掲載

【高校総体注目チーム紹介】佐賀東サッカー部 「我々は勝つことの難しさを一番知っている」全国大会 上位進出を狙う

配信:
2023/4/28 22:00:04
取材:
2023/4/18 9:00:00
【高校総体注目チーム紹介】佐賀東サッカー部 「我々は勝つことの難しさを一番知っている」全国大会 上位進出を狙う
高校総体佐賀東高校サッカー

2023年の夏に行われる佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したのは、1月に行われた新人戦佐賀大会で圧倒的な強さを見せ、優勝を飾った強豪、佐賀東高校サッカー部。「今年は学年を越えて仲が良く、お互いに指摘し合い、雰囲気良く練習ができている」と宮川主将が語るように、この日は雨の中の練習であったが、お互いに声を掛け合い、いい雰囲気で練習が行われていた。

今回は、佐賀東高校を牽引する主将の宮川選手と監督の蒲原先生に、高校総体にかける熱い思いを聞いた。

主将 宮川昇太 選手


高校総体の目標を教えてください!

まずは県大会は圧倒的な強さで優勝して、その先のインターハイでベスト8以上に入ることが今年のチームの目標です。

目標達成に向けた取り組みについて教えてください!

このような人工芝のグラウンドを作って頂いたりもしているので、技術の部分はさらに鍛えて、「佐賀東らしさ」を出したいと思っています。また、守備の部分では今年は「ハイプレス」をテーマに掲げてやっているので、それを中心に据えながらも、ハイプレスがはまらなかったときにどのように修正して戦うのかが課題になってきているので、試合の中で臨機応変に対応することも大切にして取り組んでいます。

主将として意識している行動について教えてください!

自分はキャプテンと言いながらも、みんなに助けてもらってばかりです(笑)普段から他の人たちと良いコミュニケーションを取ることは意識しています。また、盛り上げるべきタイミングや試合中みんなが疲れてきたときに、自分から声を出したり、体を張って守備をしたりするようにしています。キャプテンだからというわけではないですが、これからもチームが苦しい時に自分が一番走って体を張るということを大切にしたいです。

ー「助けられている」とのことでしたが、同級生との絆や仲の良さといった部分は今年特に強いですか?

今年はトップチームに2年生も多く入っています。ですので、もちろん同級生の絆も強いですが、それよりも学年を越えて仲が良いことが特徴だと思います。普段から2年生が3年生に対してタメ口を平気で使うこともありますね(笑)そのような関係が普段からできているので、試合中にも学年関係なくお互いに指摘し合うことができています。「なんでも言い合える関係」がサッカーにも良い影響を与えていると思います。

声を掛け合いながら練習に取り組む宮川選手


意識しているチームやライバルチームはありますか?

個人的には青森山田高校です。青森山田のサッカーは自分たちが目指しているサッカーと似ているなと感じる一方で、フィジカル的にも技術的にも自分たちよりレベルが高いので、そういったチームに負けないチームにしていきたいと、常日頃から意識しています。

ー青森山田高校を意識するきっかけは?

直接対戦した経験があるというわけではないです。今年の高校選抜のメンバーを見たときに、選手権で優勝した岡山学芸館よりも、青森山田や前橋育英、神村学園の選手が選ばれて活躍しているのを見て、チームとして強いのはもちろんですが、個人の力がしっかりしているのが青森山田だと感じたので、個人の力で負けたくないと思い、意識するようになりました。


新人戦の際にお話を聞いたとき「ハイプレス」をテーマにと仰っていました。
そこは今も変わりなく取り組まれていますか? 

※新人戦決勝記事:https://kachispo-saga.com/et49tjgsdd
もちろん、継続して取り組んでいます。ただ、新チームになって当初はハイプレスが上手くいっていましたが、相手にも研究されるようになりましたし、Jリーグのユースチームなど技術が高いチームになると簡単にプレスを回避されるので、ハイプレスがはまっていないと感じたときは、ハーフタイムなどを待たず、ピッチの中で自分たちで修正できるようになる、ということを課題にあげて取り組んでいます。

試合の注目ポイントについて教えてください!

チームとしてのハイプレスも見てほしいですし、攻撃陣に今年は良い選手がたくさんいるので見てほしいです。私自身のサイド攻撃もですし、右サイド田中や10番江口、FW最所、左サイドの江頭など攻撃の面で見てほしい選手がたくさんいるので、是非佐賀東のサッカーに注目してください!



監督 蒲原晶昭 先生


チームの長所や特徴について教えてください!

特徴について強いて言うなら、本気で全国に行こうと思っている選手が多いことだと思います。

ー主将の宮川選手は「今年はハイプレス」ということを強調して仰っていました。
 「ハイプレス」を今年、特に意識されていますか?

今年からというわけではないです。ただ、サッカーには「ボールを奪う守備」と「ゴールを守る守備」があり、「ボールを奪う守備」の部分に成長が必要だったので、その部分を強調して言っていたところは確かにあると思います。しかし、それが全てではないので、あくまでもサッカーの一つの要素だと思います。宮川本人がそう感じているのであれば、普段からかなり意識してくれているんじゃないかとは思います。

先生から見て、主将の宮川選手はどんな選手ですか?

彼は攻撃の中心となる選手だと思っています。

高校選抜の監督経験もある佐賀東高校の蒲原監督


チームの課題や苦労について教えてください!

課題はたくさんあります。例えば攻撃面の課題で言うと、もっと点を取れるようなチームになるための「技術」ですね。技術トレーニングには一番多く時間を割いてやっています。守備の部分においても、細かなポジショニングやボールを奪うべきかゴールを守るべきかの判断の部分など、質を上げなければならない部分はたくさんあります。ただ、良さもたくさんありますから、その良さを前面に出して、課題の部分を補っていければと思っています。

高校総体で意識しているチームはありますか?

意識しているチームと言われると、今はあまりピンとこないですかね...。全国上位を目指す中で、どこか一つのチームを意識するべきではないと思っていますし、自分たちは新人戦こそ優勝しましたが「勝つことの難しさ」を一番知っているつもりなので、1つ1つどんな試合も目の前の相手に勝利するために最善を尽くさなければならないという気持ちやっています。



次回は、高校総体直前特集、佐賀東高校サッカー部第二弾、注目選手編!
宮川主将も見てほしい選手として名前をあげた江口選手、田中選手にインタビュー!

記事
株式会社WIDE - 北原誠大

この記事を共有
関連記事
競技から探す
バレーボール

競技一覧を表示する >

学校・チームから探す
SUPPORTED BY