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【神埼清明高校新体操部】キャプテン 浅田 匠選手「常に新体操のことを考えて全てを新体操に捧げろ」

配信:
2023/10/15 22:00:05
取材:
2023/9/27 8:00:00
【神埼清明高校新体操部】キャプテン 浅田 匠選手「常に新体操のことを考えて全てを新体操に捧げろ」
SAGA2024 国スポ・全障スポ全国高校選抜大会高校総体神埼清明高校新体操

男子新体操の強豪として知られる神埼清明高校新体操部。全国大会を何度も優勝し日本のみならず世界で活躍する選手を輩出してきた。現在、春の選抜大会を3連覇しており、選抜・インターハイ・国体の3冠を目指している。
このチームを率いているのがキャプテンの浅田匠選手(3年)。10月27日から開催される全日本新体操選手権まで神埼清明高校新体操部として活動する。
第1弾では、伝統あるこの部を1年以上率いてきた浅田選手の思い。第2弾では現在2年生の中田 光乃介選手の思いに迫る。

キャプテンのプレッシャー

「プレッシャーしかなかった。」と語るほど背負うものが大きかった。
「代々築かれた伝統の前で下手な演技はできないし、背負っていかなければいけないもの」として日々その重圧と向き合い続けた。


「勝ちたい」という思い

長年この部の監督を務める中山智浩監督から気持ちが強い引っ張っていくキャプテンと言われている浅田選手。
1年生の時からメンバー入りし、数々の大会に参加してきた。しかし、1,2年ともにインターハイでは2位。
「自分の代は必ず優勝しなければならないという使命を感じていました。その気持ちを練習で思う存分外に出してきました。」と振り返った。


選抜大会で3連覇を達成

選抜大会では自身3度目となる優勝を果たし、3連覇を達成した。しかし、ミスが出たその演技の内容に納得いかず、心から喜ぶことはできなかった。
「このままではインターハイでは勝てない」とより勝利への思いを強くした大会だった。


そして迎えたインターハイ

1.2年生ともに2位。優勝すれば3冠までもう一つ。気持ちが入る理由はいくらでもあった。
去年、一昨年を超えるため、ひたすら練習した。後輩には「常に新体操のことを考えて全てを新体操に捧げろ」と話し、できる限りを尽くして臨んだ。
しかし、結果はミスが出て得点も思うように伸びず準優勝。


初めて「辞めたい」と思った

インターハイに全てをかけていた分ショックが大きかった。
気持ちが落ちてしまい、スランプに。新体操を始めてから初めて「辞めたい」と思った。


佐賀で開催されるはずだった国民体育大会の代替大会

中山監督と話して少しずつ心が回復していった。
インフルエンザや新型コロナの影響で1週間ほどしか練習できずに臨むことになり、「試合」という実感がなかった。
開会式で知事や県代表の姿を見て、背負わなければいけないものがあると感じ、できる限りを尽くしたが準優勝。
「来年のために佐賀県に優勝という結果を持ち帰れなかったことは心残りです。」


一緒に戦ってきた後輩へ

課題の残った選抜、全てをかけて挑んだインターハイ、県を背負って戦った国体代替大会。
1.2年生の時は努力した分結果がついてきてくれていた。しかしこの1年間は努力が報われない瞬間が多かった。
「インターハイに向けて練習していく中で後輩の目の色が変わって、練習の姿勢が変わって、去年とは比べ物にならない成長をしています。僕がやってきた『こだわりを持って練習する』ことを受け継いで三冠目指して頑張ってほしい。」

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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