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【佐賀 総体 2024 注目チーム バスケットボール】佐賀東高校 男子バスケットボール部 主将 高橋怜央選手「思い切り勝ちきって全国大会へ」

配信:
2024/5/1 6:00:04
取材:
2024/4/23 8:00:00
【佐賀 総体 2024 注目チーム バスケットボール】佐賀東高校 男子バスケットボール部 主将 高橋怜央選手「思い切り勝ちきって全国大会へ」
高校総体佐賀東高校バスケットボール

2024年5月に開幕する佐賀県高等学校総合体育大会(高校総体)で活躍が期待されるチームを取材する本特集。
今回取材したチームは、佐賀東高校男子バスケットボール部。
新チームとして初めての公式戦である新人戦において4年ぶり15回目の優勝を掴み、その勢いのまま春季選手大会で優勝、全九州大会への出場を果たし、確かな存在感を見せつけている。

本記事では、チームキャプテンの1人、高橋怜央選手の総体にかける思いに迫る。


全国ベスト4への覚悟

 昨年の県総体 ブロック決勝にて唐津工業高校に惜敗を喫した佐賀東高校。今年の総体の目標である「全国ベスト4」を掲げる過程において、多くの葛藤と覚悟があった。

 昨年のチーム目標は「ウィンターカップでの優勝」であった。だが、「ウィンターカップでの優勝」、すなわち全国大会出場の切符を掴むことで彼らの目標は達成され、それ以上の高みは望めないと考えたため、1度は「全国ベスト8」を目標に据えたという。しかし、「全国ベスト8」に目標を据えてしまうと、「どこかで負けてしまうのではないか。」と思い直した彼らは「全国ベスト4」を目標に置きなおし、そこを目指していく過程で「全国ベスト8」も超えていこうと決意したと語った。

 勝利に貪欲な姿と、このチームで「全国ベスト4」へ行くという並々ならぬ強い意思が感じられた。


心に刻まれた「泥臭さ」

 高橋主将が取材中に何度も口にした「泥臭いプレーをする」という言葉。溝口監督からも彼の強みとして、(別記事にて掲載)「リバウンドやルーズボール、球際において力強く、泥臭くプレーする」と高評であり、自他共に粘り強くしたたかなプレーでチームを支えていることが分かった。

 彼の「泥臭さ」のルーツはどこから来ているのか。「試合中に3年生の先輩方が積極的に声を出していた。体のぶつかり合いやルーズボールの競い合いなど、スコアに残らないところでの泥臭い姿勢が印象的で、その姿勢がチームを引っ張ってくれた。自分たちも受け継いでいかないといけない。」と高橋主将は語る。「今年は3年生の先輩方の分まで絶対に勝って、良い報告ができるようにしたい。」と、心に刻まれた先輩方の雄姿を追いかける、高橋主将の熱い思いが感じられた。


良いオフェンスは良いディフェンスから

 「スコアを残すことより、リバウンドやディフェンスで泥臭いプレーをして、留学生にも負けない体の強さでボールを守れることが強み」と語った高橋主将。総体でどのようにプレーをしたいかと尋ねると、「声を出してチームが悪い流れになっても、良い流れに持っていくことを心がけてプレーしたい。」と話した。彼の堅実な守りからはじまる攻撃や、ゴール下で競り勝ったのち、ボールをチームメンバーに繋ぐその姿にぜひ注目したい。


総体へ向けて

 「全国ベスト4」という目標を掲げる佐賀東高校。総体への意気込みに関して「思い切り勝ちきってその勢いで全国大会に挑みたい。」と語り、「自分たちの強みを魅せつつ、相手チームの得意なプレースタイルを阻止できるように徹底したい。」と、総体優勝に向け、新人戦・春季大会王者の足音を響かせる。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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