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【有田工業高校ウエイトリフティング部】55kg級 岸川健真(2年) みんなの印象に残る活躍をしたい

配信:
2023/7/24 22:00:04
取材:
2023/7/18 5:00:00
【有田工業高校ウエイトリフティング部】55kg級 岸川健真(2年) みんなの印象に残る活躍をしたい
高校総体有田工業高校ウエイトリフティング

佐賀県内で唯一部活動として活動している有田工業ウエイトリフティング部。北海道総体に出場するための参加基準記録を突破した岸川健真選手(2年)、平野良誠選手(2年)、田代悠選手(3年)、そしてコーチを務める丹下拓也さんにインタビューを行った。本記事では、岸川健真選手のインターハイへの挑戦についてご紹介する。


自分を強くしたい

中学時代は帰宅部だったという岸川さん。元々、筋トレが好きで体を鍛えており、より自分自身を磨きたいと高校に入学してからウエイトリフティングをはじめた。今は、「どんどん重い重量を上げられるようになるのが楽しい」とウエイトリフティングの魅力を語る。


平日2時間、休日3時間の練習

自転車で40分かけて学校に通い、部活で汗を流す。練習後の帰り道は、同じ道のりでも1時間30分かかる。その日の練習の手応えや翌日のことを考えながら追い込んだ体にムチを打ち自転車通学を続けている。


1年生の11月、成長を実感

競技を始めてから約5ヶ月、9月に初めての大会を迎えた。元々鍛えていたこともあり、上半身には自信があったが下半身が追いつかず、スクワットで追い込んだという。この練習について岸川さんは、「めちゃくちゃきついです(笑)でも、11月くらいからその成果が結果で見え始めて、今もスクワットを続けています。」と話してくれた。


インターハイの参加標準記録

岸川さんが所属する55kg級のインターハイへの参加標準記録はスナッチ(バーベルを一気に頭上まで持ち上げる種目)とクリーン&ジャーク(一旦肩の高さまでバーベルを持ち上げ、その後に頭上へ持ち上げる種目)のトータルで142kg。岸川選手はこの記録を年明けに突破し、そのまま順調に県総体でもこの記録を突破した。この時の記録が、スナッチ65kg、クリーン&ジャーク84kgの計149kg。岸川選手は県総体を振り返って「参加標準記録はいけるかなという感じでした。」と余裕を見せた。


攻める判断だけではない引く判断ができる

ウエイトリフティングはメンタルが結果に大きく影響する。そのために、練習では成功体験を積み上げながら「自分はできるんだ」という自信を培う。その一方で、より重い重量にチャレンジすることも重要である。
コーチの丹下さんは岸川選手について「練習の取り組み方が一番良い選手だと思っています。今日は重いな、いつもと違うな。と思ったら、ちゃんと重量を下げて本数を増やして練習するという判断が自分でできる選手です。着実に成功を積み上げていって、いけるという時に攻めることができるところが彼の強みですね。」と話した。


インターハイに向けて

岸川選手にとって初めて出場する全国大会。今の課題はフォームを綺麗にすることと下半身を強くすること。
岸川選手は、初めてのインターハイについて、「目標は今の自己ベストのスナッチ70kg、クリーン&ジャーク87kgを超えることです。みんなの印象に残る活躍をしたいですね。」と活躍を誓った。



第2弾は、同じく2年生、81kg級の平野選手。県総体の記録はインターハイ参加標準記録と同じ183kg。全国大会への切符を掴み取った平野選手に迫る。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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