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【鳥栖工業 野球部】初戦は富山県代表 富山商業と

配信:
2023/8/3 22:00:04
取材:
2023/7/28 3:00:00
【鳥栖工業 野球部】初戦は富山県代表 富山商業と
全国高校選抜大会鳥栖工業高校野球

7月11日に開幕した佐賀大会を優勝し、8月6日に開幕する第105回全国高等学校野球選手権記念に出場する鳥栖工業高校野球部を紹介する本特集。
昨日行われた抽選会で大会第4日目に富山県代表の富山商業高校との対戦が決まった。創部77年で初の甲子園での試合に挑む鳥栖工業ナインは甲子園で一体どんな試合を届けてくれるのか。

第2弾では、佐賀大会の難所であった準決勝や初の甲子園に出場する「想い」を紹介する。


後半勝負で逆転勝ち

佐賀大会で鳥栖工業が唯一延長タイブレークまでもつれこんだ準決勝の北陵戦。序盤に先制を許すも、終盤に追いつき、見事逆転勝利を掴み取った。主将の髙陽選手は「先制された場面も追加点を取られた場面も自分達は落ち着いていて、そういう焦りがなかったから、最終的な結果につなげることができた。」という。


接戦の場面こそリスクをとる

準決勝北陵戦の山場は8回裏無死1、2塁2点ビハインドで打席を迎えた4番松延晶音の場面。「ああいう接戦の場面ではリスクを取らないと勝てないので」と語る大坪監督はゲッツーのリスクはあれど、強攻策を選択した。大坪監督は打席に向かう松延晶音選手に「バントはないから思いっきり振ってこい」と伝え、4番の一振りに賭けた。


値千金の同点二塁打

大坪監督の信頼を背に打席に立った松延晶音選手。今大会打率5割を超える4番が放った強烈な打球はレフト線へ値千金の同点二塁打となった。今まで最後の一本が出ず苦しんできた松延晶音選手の一打はチームと球場の雰囲気を一変させた。


悲願の初優勝を果たした鳥栖工業ナイン

決勝戦は中盤までどちらに転ぶかわからない試合展開。5回表にスクイズで先制すると6回に一挙4得点し、試合を決定づけた。神埼清明の鍵山投手も鳥栖工業打線を5回まで要所を締めるピッチングで1失点と抑えたが、準決勝で155球を一人で投げ切った代償は大きかったようだ。
鳥栖工業主将の髙陽選手は優勝した瞬間、「やってやったぞ」という想いが溢れてきたという。
マウンドで抱き合う兄弟バッテリーの姿や手を高く掲げる鳥栖工業ナインの姿は多くの観客の目に焼き付いたことであろう。


甲子園初戦は富山商業と

対戦相手となる富山県代表の富山商業は9年ぶり17回目の出場。主将でエースの上田を中心とした守備に評判のあるチームであり、長打力のある選手も揃っているようだ。

公立校らしく粘り強く戦う

甲子園の目標は「公立校らしく粘り強く9回までに1点でも多く取って、まずは1勝すること」。
佐賀県勢として、初戦突破が遠のいているため、甲子園でまずは1勝を目指して戦っていく。公立校らしい、鳥栖工業らしい泥臭い粘り強い野球で全国の強豪に食らい付いて、初戦突破を狙う。

応援の力を存分に受けて

「応援って本当に力になるとわかったので、最後まで自分達は諦めずに頑張るので、最後まで応援をよろしくお願いします。」佐賀大会でたくさんの応援を背に甲子園出場を果たした鳥栖工業野球部。応援がもつ力を実際に感じた鳥栖工業ナインは、佐賀県の、鳥栖工業野球部のファンの、そして全国の高校野球ファンの応援をしっかりと受け止めて、最高の舞台で最高のプレーを見せてくれることだろう。




鳥栖工業高校は大会4日目(8/9)の第1試合に富山県代表の富山商業と対戦する。

第105回全国高等学校選手権記念大会
大会4日目 第1試合
鳥栖工業(佐賀県) ー 富山商業(富山県)

記事
株式会社WIDE - 山口修平

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