【白石高校ボクシング部】主将 久原悠人選手「地元開催のインターハイで全国の上位へ」
高校生が集大成として挑むインターハイ。ボクシング競技のインターハイは佐賀県で開催される。今回取材したのは、佐賀県総体を突破した計4人がインターハイに出場する白石高校ボクシング部。第1弾となる本記事では、主将を務める久原悠人選手のインターハイへの挑戦についてご紹介する。
ボクシングを始めたきっかけ
ボクシングを始めたきっかけは、もともと空手をやっていたことに遡る。一緒に空手をしていた友人がボクシングを始めた影響で、小学5年生からボクシングに取り組むようになったという。空手は小学校に入る前から始めており、水泳や陸上といった他のスポーツも経験し、ボクシングの道を選んだ。
ボクシングの魅力
ボクシングの魅力は、相手との「駆け引き」にあると話す久原選手。自分のパンチを当てなければ勝利はないし、だからといって相手のパンチを受けるわけにはいかない。避けながら当てるためには距離感や動きが重要であり、そこに楽しさを見出している。
自身のボクシングスタイル
久原選手のボクシングスタイルはアウトボクシングだ。身長とリーチの長さを活かして、距離をとって相手を中に入れさせない。自分だけがパンチを当てられる状況を作り出して攻めていくのだという。
主将としての苦労
「ハードな練習によってチームがまとまらないときもあった」と振り返る久原選手。主将として「だらしない姿を見せるわけにはいかない」と自分のことだけではなく、声を出して行動や態度でチームを引っ張ってきた。これも久原選手の強さの一つだろう。
地元佐賀県で最後のインターハイ
最後のインターハイに向けた目標は、上位入賞。過去には国体で3位、全国選抜でベスト8に入った実績があり、それらを超える成績を目指している。
そしてその最後のインターハイは、佐賀県での開催だ。「たくさんの方が応援してくれているので、最後まで絶対に諦めない粘り強い戦いをしたい」と意気込んでいる。