チーム名鑑 鳥栖工業高校野球部「一戦必勝で必ず甲子園に」
本日紹介するチームは鳥栖工業高校野球部。
部員数は59人(1年生:23人 2年生:14人 3年生:21人 マネージャー:1人)、指導者は顧問の大坪先生をはじめ4人で、当校のグランドにて日々練習に励んでいる。
今回は、主将の髙陽選手、顧問の大坪先生の思いを紹介する。
主将 髙陽章 選手
チームの目標を教えてください!
夏、甲子園出場することです。
チームの手応えはどうですか?
県内でもレベルが高い三神地区のNHK杯予選で、鳥栖高校と東明館高校に良い試合ができたので、自分達の自信になりましたし、そういうところで秋と春負けてきて、元々は自信なかったんですけど、粘り強いチームに勝てたという自信になりました。
チームの強みを教えてください!
今は、バッター陣が強みだと思っています。また、元気の良さもみんな出てきて、明るく元気にできているところもいいところだと思っています。
日頃練習で取り組んでいることを教えてください!
全体練習もありますが、結構、課題練習に取り組む時間も多くて、一人一人の個人の力をレベルアップすることも意識して取り組んでいます。
夏の甲子園大会に向けて、意気込みをお願いします!
まずは一勝一勝確実に積み上げていって、最終的には甲子園に行けると信じているので、決勝まで確実にいきたいと思います!
佐賀県で開催される国スポ2024に向けた思いを教えてください!
僕たちは卒業していますが、出場できる2年生には、今も助けてもらっている部分があるので、ぜひ出場してほしいなと思います。
顧問 大坪慎一 先生
チームの特徴を教えてください!
推薦入試がはじまった最初の代で、鳥栖工業に集まってくれて、力があると言われていた学年ですが、ずっと結果に繋がらない時期が続いていたので、やっとNHK杯予選で鳥栖高校と東明館高校に勝てたことで「やっぱり間違っていない」となって、雰囲気がすごく良くなりました。県でも十分に戦える力を持っていると私も信じていますし、今からだなと感じているところです。
NHK杯本線も2回は勝って、ベスト4に入って、「夏に向けて行くぞ」という雰囲気になって、甲子園を狙いたいと思ってます。
チームの手応えを教えてください!
今のチームは十分に甲子園を狙えるところまで来ています。イメージで言うと、ずっと滑走路を走っていた感じで、一度離陸さえできれば、お前らは一気に昇っていけるはずだから、頑張れと選手にも伝えていました。それがやっと離陸できた感じで、NHK杯予選も勝てなかったら、かなり厳しくなるかなと思っていたので、非常に頑張ってくれていて、結果に繋げてくれたので、雰囲気もすごくいいですね。
選手たちに頑張ってほしいことは?
練習はすごく頑張ってくれています。昼休みも練習しているので、私自身も勝たせてやりたいと言う思いが強くなっています。周りから、実力がある年だと言われ続けていたので、苦労したと思います。強いて言うなら、野球以外の部分をもう少し頑張ってほしいと思います。ほとんどが高校卒業と同時に社会に出て行くので、社会に通用するような人間に成長してほしいです。
野球を通して、どのように成長していってほしいですか?
とにかく失敗をいっぱいしてほしいと思います。特にこの子たちは自分ができると思って入学してくるので、本当の高校野球を目の前にして、挫折しそうになる子もいます。でも、たくさん失敗して、乗り越えて成長していってほしいですし、失敗を力に変えれるような子になってほしいです。
そのためにも、3年生は、後輩たちに「3年生はやっぱり違うな」と思わせることができるようにしてほしいですね。今はできていると思います。
SAGA2024開催に関して、思いや高校生に与える影響
もちろん野球部は夏に県を制覇できれば、地元開催の枠で出場できるので、ぜひ出場したいと思っています。どんな影響があるかというと、いつもの国体に比べて、佐賀の子供たちが必ずみてくれると思うので、スポーツの素晴らしさが伝わるとか、競技人口が増えるとかそう言うところがきっとあると思います。
今年はWBCもあって、侍ジャパンが野球の素晴らしさを世界に広げてくれたので、野球に関わる人間として、すごく嬉しく思っています。国スポもそういった影響を与える役割を果たしてくれればと思います。
2月に開催された野球教室に鳥栖工業野球部も参加しましたが、子供たちが「お兄ちゃんたちが優しかった」「(この機会に)野球をやろうと思った」など言ってくれていたので、やっぱりスポーツにはそういう力があると感じました。なんといっても、子供たちのキラキラした目は、選手たちが野球を始めた時の気持ちを思い出すきっかけになったと思いますし、苦労の先にある本当の楽しさを伝えることができればと思います。
チームにメッセージをお願いします!
随分選手たちの意識も高くなって、メンバーも充実してきたので、軌道に乗れると思います。一昨年甲子園に出場した東明館高校などの県内でも上位の高校にこのタイミングで勝てたと言うのは大きかったと思うので、このまま頑張ってほしいです。
【令和5年度 鳥栖工業高校野球部 基本情報】
・部員 59人(1年生:23人 2年生:14人 3年生:21人 マネージャー:1人)
・指導者 4人(部長:1人 顧問:1人 副顧問:2人)
・練習場所 鳥栖工業高校グラウンド
・近年成績 第44回鳥栖市長杯高校野球大会 準優勝(第70回NHK杯出場)