【高志館高校ボクシング部】主将 山﨑瑠衣斗 「お父さんと約束したインターハイ」
高校生が集大成として挑むインターハイ。ボクシング競技のインターハイは佐賀県で開催される。今回取材したのは、佐賀県総体を突破した計6人がインターハイに出場する高志館高校ボクシング部の3年生3人。主将を務める山﨑選手、九州チャンピオンとなった藤﨑選手、選抜で全国を制した太田選手にインタビューを行った。第1弾となる本記事では、山﨑瑠衣斗選手のインターハイへの挑戦についてご紹介する。
ボクシングを始めたきっかけ
ボクシングを始めたのは小学5年生の時。元々空手をしていたが、その後、父親の知り合いの紹介でたまたまボクシングに出会った。「ボクシングを始めてからは夢中でやっています」と語る。
ボクシングの魅力
ボクシングの魅力について、「いろんな技術を使った駆け引きが面白い」という。試合中の戦略や瞬間的な判断が勝敗を左右するボクシングに深い魅力を感じている。
主将としての苦労
主将としての役割は大変なことも多かった。特に、みんなをまとめることが難しく、「言葉で伝えてもちゃんとやってくれないときは悩みました」と振り返る。チームメイトの大木龍峨さんに相談し協力してもらうことで、次第にチーム全体が変わっていったという。
インターハイでの目標
インターハイでの目標は、大学でもボクシングを続けるためにベスト8以上の結果を残すこと。「ベスト8以上の結果を残して大学への道を切り拓きたい」と強い意志を持っている。
高校生最後の試合となるインターハイ
地元で開催されるインターハイは、山﨑選手にとって特別な意味を持つ。「友達が見に来てくれるので、恥ずかしくないような試合をしたい。そして、悔いが残らないような試合をしたい」と意気込む。
感謝を伝えたい人
山﨑選手が感謝を伝えたいのは、亡きお父さんだ。高校2年生の時に病気で亡くなったお父さんに、「インターハイに出れるように頑張る」と約束した。その約束を果たすことができ、最後のインターハイとなる今、お父さんへの感謝の気持ちを胸に戦う。
ボクシングにかける山﨑選手の情熱と覚悟、そして亡き父への思いが交差するインターハイでの戦いは、多くの人々に感動を与えるだろう。
第2弾では、九州を制した藤﨑選手について迫る。