【SAGA2024全障スポ】静かな構えから勢いある矢を放つ!「アーチェリー」
パラアーチェリーは、1960年に全国で初めて第1回大分県身体障害者体育大会が開催され、その競技の1つとして行われました。その後、東京パラリンピック(1964年)が開催され、その成功を受けて翌年から国体とともに全国障害者スポーツ大会の開催が開始。国際大会でメダルを獲得するなど世界に通用するスポーツのひとつとなっている。
本記事では、SAGA2024全障スポで正式競技として開催される「アーチェリー」を紹介する。
リカーブボウとコンパウンドボウ
パラアーチェリーでは、一般のアーチェリーとルールはほどんど変わらず、計72射を行います。障がいによっては身体機能を補助する目的でコンパウンドボウや補助具の使用が認められており、50m・30mラウンドと30mダブルラウンドが行われます。
リカーブボウは、一般の選手やオリンピックでも使用される弓で引くのに力を要します。それに比べてコンパウンドボウは弓の上下に滑車があることで小さい力でも引くことができます。また、口で弓を引く選手や座った状態で弓を引く選手もいます。
リカーブボウ
コンパウンドボウ
口で弓を引く選手
パラアーチェリーの魅力とは
パラアーチェリーの魅力は、健常者と障がい者が同じルールのもと、同じ射線から同等に競うことが可能な点です。たとえ障がいがあったとしても、健常者と同じ大会に出場して対等に競い合うことができます。パラリンピックではなく、オリンピックに出場することも可能なのです。
まだアーチェリーを知らない方へ
「風の影響などを考えながら集中して放った矢が真ん中に刺さったときは言葉にできない達成感がある」と言います。さらに、上達すると矢がまだ刺さる前に分かることもあるそうです。選手のみなさんは「やってみないと分からないところが大きい。こんなに面白いからぜひ一回体験してみてほしい。」とその楽しさを話します。みなさんもこの機会にぜひアーチェリーを体験してみてはいかがでしょうか。
開催情報
SAGA2024 全障スポ アーチェリー
開催予定日:10月27日(日)
開催予定会場:鹿島市陸上競技場