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【SAGA2024全障スポ】見えているのでは?と思うほどのプレー!「グランドソフトボール」

配信:
2024/3/17 6:00:05
取材:
2024/3/3 2:00:00
【SAGA2024全障スポ】見えているのでは?と思うほどのプレー!「グランドソフトボール」
SAGA2024 国スポ・全障スポグランドソフトボール

視覚障がいのある選手が出場できるグランドソフトボール。昭和の初め頃に盲学校の体育や余暇の時間の中で実施されていたところから始まったと言われています。
本記事ではSAGA2024全障スポで正式競技として開催される「グランドソフトボール」競技を紹介します。



グランドソフトボールのルール

グランドソフトボールは視覚障がいを持つ方向けにルールが定められています。基本的なルールはソフトボールと同じです。
全盲の選手4人、弱視の選手6人の計10人でハンドボールに似たボールを使って行います。野手とランナーの接触が起きないよう守備用のベースと走塁用のベースがあり、必ず全盲の選手が投手を務めます。捕手が手をたたく音を頼りに投球し、ボールが到達するまでに3バウンド以上が必要です。ボールに鈴などは入っておらず、打者はボールが地面を転がる音を頼りにバットで打ちます。走塁は各塁のランナーコーチが手を叩き方向を伝えます。
また、全盲の選手が動いているボールを捕球した場合には、そのボールが既にバウンドしていてもフライアウトとなります。そのため、安易に進塁すると思わぬアウトを取られてしまうこともあります。


グランドソフトボールの魅力

グランドソフトボールのプレーは音を頼りに行われます。特に全盲の選手が打席に入っている時は声を出していけません。ボールが地面と擦れる音、味方が手をたたく音、声かけを聞き分けてプレーを行います。静かな空間からホームランやタイムリーヒット、ファインプレーが起きた時の盛り上がりが魅力の1つです。


見どころは全盲の選手

「全盲の選手が捕球するとゴロでもフライアウト」というルールがあることから、全盲の選手のプレーが試合展開に大きく影響します。全国上位のチームには、センター方向に飛んでいく打球をレフトから追いかけて捕球する選手もいて「見えているのでは?」と思うほどのスーパープレーも。音を頼りに競技を楽しむ選手の姿からは、プレーの凄さだけではなく、感動も感じられます。
この機会にみなさんも「グランドソフトボール」に触れてみてはいかがですか。

     開催情報     

SAGA2024 全障スポ 正式競技 グランドソフトボール競技

10月26日(土)〜27日(日)
白石町総合運動場(白石中央公園多目的広場)にて開催

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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