【高志館高校ボクシング部】太田彩睦 「強みのリーチを活かしてもう一度優勝を」

高校生が集大成として挑むインターハイ。ボクシング競技のインターハイは佐賀県で開催される。今回取材したのは、佐賀県総体を突破した計6人がインターハイに出場する高志館高校ボクシング部の3年生3人。主将を務める山﨑選手、九州チャンピオンとなった藤﨑選手、選抜で全国を制した太田選手にインタビューを行った。第3弾となる本記事では、太田彩睦選手のインターハイへの挑戦についてご紹介する。

ボクシングを始めたきっかけ

親の勧めでボクシングを始めたという太田選手。中学1年生の冬に初めてボクシングに挑戦した。親はボクシング未経験ながらも、空手をやっていたため、自然な流れでボクシングにも興味を持った。高校進学に際しては、高志館高校の前田先生の教えを受けたいという強い思いが進学の決め手となった。

強みと成長

全国選抜での優勝を果たした彼女の強みは、「リーチの長さ」と語る。このリーチを活かしたボクシングスタイルが、彼女の武器だ。中学時代は試合経験も少なく、結果も伴わなかったものの、高校に入ってからは全国大会に出場しはじめた。

強さの秘密

日々、男子部員と同じ練習メニューをこなすことで、着実に力をつけてきた太田選手。毎日の厳しいトレーニングが、彼女の実力を押し上げた。走るトレーニングが特にきつかったという。さらに、大会前には自分だけが減量しなければならない中で、他の部員が目の前で食事をする状況も辛かったと振り返った。

地元でのインターハイに向けて

今年のインターハイが地元である佐賀県で開催されることについては、「今まで支えてくれた方々が見に来てくれると思うので、嬉しいです。リーチを活かした戦い方を2分3ラウンドしっかりとやって、今まで支えてくれた先生や家族に恩返しできる大会にしたい。」と語る。地元開催のインターハイで、彼女がどのような戦いを見せるのか、期待せずにはいられない。



北部九州総体ボクシング競技は8月7日(水)〜13日(火)にSAGAアリーナで開催される。佐賀県代表として全国の舞台で戦う高志館の彼らを全力で応援したい。