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【佐賀 総体 2023】サッカー4強が出揃う シードの4校が順当に準決勝へ

配信:
2023/5/30 9:03:44
取材:
2023/5/30 4:00:00
【佐賀 総体 2023】サッカー4強が出揃う シードの4校が順当に準決勝へ
高校総体佐賀東高校佐賀商業高校佐賀学園高校龍谷高校鳥栖高校佐賀農業高校佐賀北高校武雄高校サッカー

5月30日(火)、SAGAサンライズパーク球技場と佐賀市健康運動センター人工芝Gにて第61回佐賀県高等学校総合体育大会 サッカー競技男子の準々決勝が開催され、佐賀東をはじめとする新人戦ベスト4のシード校4チームが勝利し、順当に準決勝へと駒を進めた。

雨の中の試合となった準々決勝であったが、いずれの試合も準決勝を懸け、意地と意地がぶつかり合う好ゲームとなった。


SAGAサンライズパークで行われたのは、佐賀東vs鳥栖、佐賀学園vs武雄の2試合。

第一試合は、新人戦チャンピオンの佐賀東と新人戦ベスト8で勢いのある鳥栖高校の一戦。

佐賀東は序盤からボールを保持して佐賀東らしいサッカースタイルで相手のゴールに迫る。
前半8分、ゴール前での落ち着いた連携プレーで鳥栖の堅い守りを崩し、最後はMFの大島が決め、佐賀東が先制。鳥栖も自陣に押し込まれる展開が続くが、相手に十分なスペースを与えず、粘り強い守備で追加点を許さない。
1-0で佐賀東がリードして後半へ。1点が欲しい鳥栖はボールを大きく蹴り続けることはせず、佐賀東の素早いプレスに立ち向かい、積極的に自陣から繋ぐ姿勢を見せる。佐賀東も強力な攻撃陣がゴールに襲い掛かるが、鳥栖のGK横町が好セーブを連発。簡単にゴールを割らせない。
このまま1-0で佐賀東が勝利するかと思われた試合終了間際、鳥栖がこの試合一番のチャンスを迎えるが、惜しくもシュートはゴールポストを直撃。1-0で佐賀東が勝利し、準決勝に駒を進めた。敗れた鳥栖高校も王者佐賀東高校を相手に、堂々たる戦いぶりであった。


第二試合は、佐賀学園vs武雄の県リーグ1部チーム同士の一戦。

戦前の予想通り、両者一歩も譲らない激しい球際のバトルが繰り広げられる中、先制したのは佐賀学園。前半13分、ロングボールにヘディングで合わせ、FWの渡邊がゴールネットを揺らす。武雄高校も縦に速い攻撃でゴールに襲い掛かるが、佐賀学園の守備陣も要所は破らせない。佐賀学園がクロスからチャンスを演出するが、ゴール前で体を張る武雄。一進一退の攻防が続くが、1-0のスコアのまま勝負は後半へ。
序盤から両チーム一歩も譲らない展開が続くが、後半16分、佐賀学園MFの山浦がミドルシュートを突き刺し、追加点。スコアを2-0にする。
しかし、武雄高校も諦めない。ベンチを含めたメンバー全員で大きな声を出し続け、相手を押し込むと試合は徐々に武雄のペースに。後半25分、武雄はクロスからチャンスを作り、最後はMF中島が落ち着いて決め、2-1。点差は再び1点差に。
残り時間は10分。武雄が猛攻を仕掛けるも、佐賀学園は主将のGK塚原を中心に集中を切らさない。最後まで集中力を切らさなかった佐賀学園が武雄の追撃を防ぎ切り試合終了のホイッスル。白熱した1部リーグ同士の戦いは2-1で佐賀学園に軍配が上がった。

最後まで集中力を保った佐賀学園の守備陣



佐賀市健康運動センター人工芝Gで行われたのは、佐賀商業vs佐賀農業、龍谷vs佐賀北の2試合。

第一試合は、新人戦準優勝の佐賀商業と攻撃的なサッカーを持ち味とする佐賀農業の一戦。

佐賀商業は序盤からボールを保持し、主導権を握る。対する佐賀農業も前線からプレスをかけ、ボールを奪いに行くも、佐賀商業は長いボールと中盤へのくさびのパスを効果的に織り交ぜ、佐賀農業に奪いどころを絞らせない。
佐賀商業はゴール前までボールを運ぶシーンこそ多く作ったが、佐賀農業はゴール前で高い集中力を発揮し、前半は0-0で折り返す。
後半に入って、試合は少しずつオープンな展開に。両チームともゴールに迫る場面も増える中、先に試合を動かしたのは佐賀商業。後半23分、ペナルティアーク付近から宝蔵寺が左足を振り抜き、ミドルシュートを突き刺す。
先制した後も試合を優位に進める佐賀商業であったが、後半29分、佐賀農業の永渕が相手の一瞬の隙を見逃さず、DFとGKの連携ミスを突いてボールを奪い、そのままゴールを決め同点とする。
その後は両者譲らず、1-1でタイムアップ。延長戦に突入するが、それでもスコアは動かず、勝負はPK戦に。
佐賀商業はGKの久本が一本目を見事にセーブ。その後、5人全員がPKを成功させ、PK5-3で佐賀商業が勝利した。
勝った佐賀商業は明日、佐賀学園との準決勝に進んだ。


第二試合は、昨年、高校サッカー選手権佐賀県大会を優勝した龍谷と県リーグ一部に所属する佐賀北の一戦。

序盤から龍谷が前線へロングボールを入れ、10番の岡本を起点に攻撃を作り、多くのチャンスを作るもクロスバーに阻まれるなど、ゴールを奪うことができない。一方の佐賀北は、ボールを保持してリズムを作るが、前線へのボールの供給に苦戦。
両者得点をとることが出来ず、0-0で前半終了。
後半が始まるとすぐに龍谷のキーパーからロングボールが入り、セカンドボールを納めた岡本がディフェンスを置き去りにし、ゴールの右隅にシュートを決めた。
そこから龍谷高校は自分たちの流れをつかみ、岡本のクロスを光安が綺麗に合わせ、2点目を決めた。龍谷は攻撃その後も果敢にゴールを狙い、ダメ押しの3点目はハーフライン付近のフリーキックから。かなり距離はあったが、岡本がゴール前に入れたボールを光安が直接ヘディングで叩き込んだ。そのままリードした状態を保ち、3-0で龍谷高校が準決勝へ。佐賀東高校との大一番に臨む。

激しい球際のバトル



第61回佐賀県高等学校総合体育大会 サッカー競技男子の準決勝は、5月31日(水)、佐賀市健康運動センター天然芝Gで行われる。

第一試合 10時キックオフ
佐賀東高校vs龍谷高校

第二試合 12時キックオフ
佐賀商業高校vs佐賀学園高校


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第61回佐賀県高等学校総合体育大会 サッカー競技男子 
準々決勝
2023年5月30日(火)

SAGAサンライズパーク球技場北

第一試合
佐賀東 1(1-0,0-0)0 鳥栖

第二試合
佐賀学園 2(1-0,1-1)1 武雄

佐賀市健康運動センター

第一試合
佐賀商業 1(0-0,1-1,EX0-0,0-0,PK5-3)1 佐賀農業

第二試合
龍谷 0(0-0,0-3)3 佐賀北

記事
株式会社WIDE - 北原誠大

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