【SAGA2024全障スポ】手に汗握る戦い!「ボッチャ競技」
ボッチャ競技はヨーロッパ発祥のスポーツです。その歴史はとても古く、パラリンピックでも採用されているスポーツです。全障スポに採用されたのは2022年の栃木大会からで他競技に参加機会の少ない重度身体障害者のスポーツ参加を目的に導入されました。
今年のSAGA2024全障スポでも正式競技として開催されます。
ボッチャ競技は、ジャックボールと呼ばれる白い球に赤・青のそれぞれ6球のボールを投げたり、転がしたり、ボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
両者の球を全て投げ終えるまでを1エンドといい、全障スポでは2エンドの得点で勝敗を争います。
自ボールをジャックボールに最も近づけた方がそのエンドの勝利となり、ジャックボールに一番近い相手ボールより近い味方のボールの数がそのまま得点になります。
この画像の場合は赤の選手(チーム)に1点が入ります。
また、投げる順番にもルールがあり、最初の1球ずつ以外はその時点で既に投げ終えたボールのうちジャックボール(白球)に一番近いボールが相手と比べて遠い位置の方が投球します。
ボッチャの魅力とは、
ボッチャの魅力は、その戦術性の高さにあると言えます。
狙ったところに寄せる「アプローチ」、当てて意図したところに動かす「プッシュ」、勢いよく当てて離れた位置やコート外に押し出し、展開を仕切り直す「ヒット」という大きく分けて3つの選択があります。
しかし、ヒットして相手のボールを弾こう!だけではなく、弾いたあとの自ボール・相手ボール・ジャックボールの行方や自分と相手の残り球数、リスクなどを考えなければいけません。てどこにどれぐらいの強さでボールを投げるかを決めていきます。
選手が何を狙っているかを考えながら試合を観戦していると、観ているだけでも手に汗を握り、その狙い通りにいったときは声がでてしまう。ボッチャにはそんな魅力があります。
この機会にSAGA2024正式競技として開催される「ボッチャ競技」に触れてみてはいかがですか?
開催情報
SAGA2024 ボッチャ
2024年10月26日(土)〜27日(日) 嬉野市U-Spo(嬉野市中央体育館)にて開催予定
SAGA2024国スポでは、デモンストレーションスポーツとして室内ペタンク競技が開催されます。
ボッチャとペタンクは基本的なルールは非常に似ていますが、使用するボールや発祥などに違いがあります。特にボッチャは重度の障がいを持つ方でも楽しめるように考えられています。室内ペタンク競技の記事はこちらよりぜひご覧ください。