パリパラリンピック 鳥栖市の田中光哉選手がパラテコンドーに臨む 地元の道場からエール
日本時間の29日に開幕したパリパラリンピック。29日夜は鳥栖市在住の田中光哉選手がパラテコンドーの試合に臨みました。田中選手の練習拠点となっている佐賀市の道場では、仲間たちがエールを送りました。
佐賀市のテコンドークラブ「Hama House」。午後6時ごろ、テコンドー関係者、約20人が集まりました。視線の先には同じ道場で汗を流す選手の姿がありました。
パリパラリンピックのパラテコンドー58キロ級に出場した田中光哉。準々決勝で優勝候補に敗れ、敗者復活戦でスペインの選手と対戦します。
胴体に蹴りが入ったら得点となるパラテコンドー。青のヘッドギアの田中はいきなり素早い蹴りで仕掛けるものの、相手のカウンターに苦しめられ、リードを許します。
回し蹴りなどで巻き返しをはかる田中。しかし、紙一重のところでかわされ得点にはいたりません。
最後の最後まで攻め続けましたが、勝利には一歩及びませんでした。
【パラテコンドー鳥栖市在住 田中光哉選手】
「もっともっと上手くなれるとまだ思っているので、そう思えなくなるまではまだまだレベルアップして次の大会もこういった最高の舞台に戻ってきたい」
佐賀から見守った仲間たちは。
【Hama Houseに通う児童】
「お疲れ様でしたってがんばりましたねって」
【Hama House 濱田康弘代表】
「日本で見ている選手たち、テコンドー関係者たちにも、本当に勇気と希望を与えてくれたと思います」
メダルには届きませんでしたが、最後まであきらめずに戦い抜く姿を見せました。