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【対談記事】岩渕さん、引退後の新たな挑戦と未来への想い

配信:
2024/12/6 6:00:05
取材:
2024/12/1 3:00:00
【対談記事】岩渕さん、引退後の新たな挑戦と未来への想い
サッカー

12/1(日)にさがみどりの森スクエアで、「ダイレックスpresents 岩渕真奈サッカー教室」が行われた。当教室には、サガン鳥栖でも活躍した元プロサッカー選手の早坂良太さんも参加された。当記事では、教室後に行われた二人の対談の様子を紹介する。



早坂:改めましてよろしくお願いします。

岩渕:よろしくお願いします。

現役を離れて、次のステージへ

早坂:早速ですが、引退後の今の活動についてお伝えしてもらってもいいですか?

岩渕:テレビでの活動を少しと、今回のようなサッカー教室をやったりしています。あと、一般社団法人をレスリングの登坂絵莉、テニスの穂積絵莉と立ち上げて、スポーツに関わる機会が少ない支援学校の生徒たちのところに足を運んで、スポーツに触れ合ってもらう活動を少しだけやっています。

早坂:それはサッカーの枠組みを越えて、スポーツという大きな枠組みで、そういった機会を増やすことを目的とされているということですね。

岩渕:そうですね。まあ、種目が色々あるので、私だったらサッカーの教室をやりつつ、いろんな競技、いろんな遊びみたいなことをやりながら、っていう感じですね。

子どもたちと向き合う姿勢

早坂:なるほど。その中で、子どもたちの指導で意識していることはあったりしますか?

岩渕:まず、私自身が元気じゃないと子どもたちも元気になれないと思うので、そこを一つ意識してます。後は、楽しいと思ってもらうことが、今後の継続や、頑張れることにつながると思うので、少しでも楽しんで帰ってもらいたいなというのは、何となくですけど意識しています。

早坂:そうですね。僕も今日、後ろから見させていただいて、声かけだったりと、ちょっとおとなしい子も多かった中で盛り上げるような言葉がたくさん出たので、意識しているのかなと思っていました。

あと、今日は、テーマとして「見る」ということを言われたと思うんですけど、そういったのは毎回変えられるんですか?参加される方に聞いたり?

岩渕:いや、あんまり聞かないんですけど、今回はチーム側から言われて。その中で、私が知っているメニューを提案させてもらったんですけど、やっぱり難しさもあり、うまくいかない部分もありました。けど、テーマを持って、やることも大事だと思うので、そういった意味では良かったかなと思います。

早坂:僕も外から見ていて、そういう意図で声かけているんだな、トレーニングを組んでいるんだなというのを感じました。

指導者としてではなく、楽しみを共有する存在に

早坂:今回のように今は全国で活動されていると思うんですが、指導者を目指すという気持ちはどうですか?

岩渕:指導者は、正直目指していないんですけど、やっぱり子どもに教えたりするのは楽しいって感じますし、子どもの成長を数時間のうちに感じられるのが私自身楽しいことの一つなので、こういった活動は指導者っていう形ではなく、単発でやっていけたらなと思います。

女子サッカーの現状と未来

早坂:なるほど。岩渕さんが現役だった頃に、なでしこジャパンをはじめ女子サッカーに光が当たったと思うんですけど、現状佐賀県の女子の高校サッカーのチームが4つしかないんですよね。そういった部分はどう捉えていますか?

岩渕:まあやっぱり、都道府県によって違いもありますし、佐賀には4つしかないというのも今聞いてすごくびっくりしているんですけど、土地柄もあるし難しいとは思うんですけど、増やしていきたいと思いつつ、難しいのかなとも思いつつ(笑)。けどやっぱり、今日参加してくれた子たちも、中学生で男の子たちとやっていたり、高校上がっても男の子とやりますっていう子達がいたので、サッカーを好きでやっている子たちに、何かしら自分ができることがあるのであれば、女子チームの環境だったりっていう部分をやっていけたらなとも、今日薄々ですけども思いました。

サッカーが子どもたちに与えるもの

早坂:ありがとうございます。女子サッカーに限らず、子どもたちにサッカーを通して、どういった形で向き合ってもらいたい、みたいなことはありますか?

岩渕:多分、色々あると思います。上手くなる楽しさを感じるとか。やっぱり、サッカーのいいところって、仲間と助け合えて仲間と一緒に上を目指すことだと思ってて、私自身は現役時代それが楽しかったので、一人でもそういう仲間を増やして、高みを目指して切磋琢磨してやって欲しいなと思っています。

メッセージ

早坂:ありがとうございます。それでは、最後にですけれども、女子サッカーに限らずサッカーをする子どもたちにメッセージをお願いします。

岩渕:まずは楽しむこと、そして楽しみながら自分の強みを持って欲しいなと。個性のある選手たちの集団が、協調性を持てた時に強いチームになれると私自身思っているので、自分の強みを持てるようにトレーニングして、楽しんで頑張って欲しいなと思います。


早坂:それでは、ありがとうございました。
岩渕:ありがとうございます。

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岩渕真奈

元なでしこジャパン。2011年ワールドカップ優勝、2012年ロンドンオリンピック準優勝など輝かしい成績を残す。2023年9月に引退を発表後、女子レスリングのリオ五輪金メダリストの登坂絵莉、現役プロテニス選手の穂積絵莉と共に一般社団法人スマイルコンパスを設立。

早坂良太

静岡大学卒業後、Honda FCに入団し、その後サガン鳥栖で7シーズン活躍し、同チームのJ1昇格にも貢献。さらに北海道コンサドーレ札幌へ移籍・活躍し、2021年に引退。 現在は、一般社団法人A-bank佐賀の代表として活躍。

記事
株式会社WIDE - 永石恒陽

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