日本一!6歳の空手少女 強さの秘訣は“上段前蹴り”と“家族の支え”
小城市の空手道場に所属し、今年、全国大会の幼年女子の部で日本一に輝いた6歳の女の子。強さの秘訣には得意の「上段前蹴り」と家族の支えがありました。
小城市内の体育館や武道場を会場に、空手の練習に励む「統心會」
約70人が道場に通っています。
今年1月と11月に行われた全国大会で9人が3位以上に入賞しました。
【統心會 山田学代表】
「道場としては本当に小さいほう。その中でもたくさんの子が結果を出してくれる。少人数でもやれるんだというのを見てほしい」
ひときわ高い前蹴りを繰り出す、森本ひよりちゃん6歳。
ひよりちゃんは11月東京都で行われた全国大会に出場し、幼年女子の部で優勝しました。
【森本ひよりちゃん(6)】
「前蹴りで一本とったのが良かったです」
ひよりちゃんが打ち込むのは相手に直接打撃を与える空手。
得意技「上段前蹴り」で相手を圧倒しました。
Q.どうして空手はじめたの?
【森本ひよりちゃん(6)】
「にいにしていたからしたいと思った」
5つ上の兄・洸樹くんの影響で3歳から空手を始めたというひよりちゃん。
【父・森本信也さん(38)】
「生まれた時からこの道場でごろごろしている。始める理由というよりは、もう自分はやるものだという意識が強かった」
今は、年下のきょうだい2人も加え、家族6人で空手一色の生活を過ごしています。稽古は週に6日。2時間の稽古のうち、1時間40分は実践!
どんな相手でも、ひよりちゃんは果敢にせめていきます。
【小学2年生】
「強くて自分が泣く」
【小学1年生】
「前蹴りする子」
Q.前蹴りが強い?
「うん」
休憩になると、お父さんに甘える姿は年相応の女の子です。
Q.パパのどんなところ好き?
【ひよりちゃん】
「教えてくれるところ!遊んでくれるところ!」
【父・森本さん】
「プレッシャーというか、あったんでしょうね。自分は聞けていないけど奥さんが『最近、ひより寝言で押忍と痛いって言っている』基本は気強いほうじゃない。気弱いので慣れるまで全然しゃべれない」
来年1年生になるひよりちゃん。小学校では友達をたくさんつくりたいそうです。
そんなひよりちゃんの将来の夢は?
【ひよりちゃん】
「髪切り屋さんになりたい。髪を切ってもらうの大好き」
目指すは大会2連覇。
道場は1月大阪で開かれる全国大会に照準を合わせ、練習に励んでいます。
【ひよりちゃん】
「強くなっていきたい」
【全員】
「押忍!1月の全日本優勝するぞ!おー!」