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大久保豊隆 監督として、チームを日本一へ

配信:
2024/2/26 6:00:05
取材:
2024/2/9 9:00:00
大久保豊隆 監督として、チームを日本一へ
SAGA2024 国スポ・全障スポ野球

昨年9月に開催された天皇賜杯第78回全日本軟式野球大会ENEOSトーナメントではベスト4に入るなど、佐賀県にのみならず全国でも屈指の活躍を見せるひらまつ病院軟式野球部。今回は、「介護士」として従事しつつ、ひらまつ病院軟式野球部を長く支え、現在はチームの指揮をとる大久保豊隆さんにお話をお伺いした。


小学1年生から野球漬けの日々を

小学1年生から軟式野球を始め、中学校、高校と硬式野球、大学では準硬式野球、大学卒業を機にひらまつ病院で軟式野球と、まさに野球漬けの日々を送られてきた大久保監督。ひらまつ病院軟式野球部では10年間選手として活躍したのちに、監督になり、今年で5年目となるそうだ。野球がしたいと考えていたときに、佐賀県で成績がよかったひらまつ病院に惹かれて、就職することを決意した。


普段は介護士として働きながら野球をする

介護の分野に大久保監督が初めて触れたのは、大学生の時。それまでは介護がどのようなものなのか知ることもなかったため、最初はとにかく大変だったそうだ。それは、ひらまつ病院に従事してからも変わらず、野球と両立することは相当困難であったのだろうと容易にわかるものである。大久保監督自身は「周りの職員さんの支えがあったから、ここまでこれた。」と話し、野球だけやっていればいい環境ではなく、仕事も野球も精一杯頑張ることのできる素晴らしい環境がここにはあるのだとわかった。


近年成績が上がっている要因は

前の監督の時は大久保さんがキャプテンをしており、前監督からチームを引き継ぐ形になった大久保監督は、謙虚に「前監督が積み上げてきたものを引き継いだだけ」と答えたが、近年の成績は全国トップクラスとなっているひらまつ病院。前監督が作ってくれた土台をもとに、コツコツと徹底することをチームに浸透させた結果が今に繋がっているようだ。そのような大久保監督の要望に応えることのできる選手が集まっている点も強調材料であるが、「選手たちのおかげです。結果もついてきて自信もついてきています。」と、選手ファーストの発言が随所にこぼれる大久保監督の人間性も、好成績の理由のひとつと考えられるだろう。

目標は日本一。共に高みを目指して。

ひらまつ病院で野球に打ち込むということは、日中は精一杯仕事をこなす必要もあり、非常に大変な環境である。しかし、仕事をしながら本気で日本一を目指すことのできるこの環境はとても素晴らしい環境であり、社会人になってから経験できる人は少ないだろう。仕事も野球も日本一を目指す選手たちの挑戦を、かちスポではこれからも応援していきたい。

記事
株式会社WIDE - 山口修平

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