チーム名鑑 龍谷高校野球部「甲子園で校歌を歌う」
佐賀県内にある高校の部活動について取材する「チーム名鑑」。本日紹介するチームは龍谷高校野球部。
部員数は50人(1年生:19人 2年生:17人 3年生:12人 マネージャー:2人)、指導者は監督や部長を含む4人で、当校のグランドにて日々練習に励んでいる。今回は、主将の溝口選手、監督の徳山先生の思いを紹介する。
主将 溝口大和 選手
ーーチームの目標を教えてください!
甲子園に出て校歌を歌うことです。
ーーチームのスローガンを教えてください!
「Fight it out どんな状況であっても最後まで戦い抜く」です。
ーーチームの強みを教えてください!
取れる打球をしっかり取り、守備の流れから打撃の流れへと持っていくことができることです。
一点差になっても泥臭く勝ち抜く力があることも強みだと思います。
ーーチームの課題を教えてください!
立ち上がりが弱い場面があることです。
ーー力を入れている練習メニューを教えてください!
メニュー自体は、新チームになった時から大きな違いはありませんが、掃除や挨拶などの野球以外の日常生活へさらに目を向け、”人間力”を磨くことを特に意識しています!
ーー今後(夏の大会)に向けて、意気込みをお願いします!
まずは絶対に佐賀県大会で優勝して、甲子園で校歌を歌うことができるように、全員でひたむきに頑張っていきたいです!
徳山誠一朗 監督
ーーチームの強みは?
掴みどころがないようなチームだったのが最初です。秋、春と初戦で敗退したんですが、今年度に入ってから公式戦では負けていません。「なんで今勝てているんだ」となっているとすればそこが強みになるかなと思っています。
ーーNHK杯を優勝することができた要因は?
秋と春が上手くいかず、よりシンプルに考えるようになって、伝え方、戦い方を変えました。「点数を取れるときに取って、アウトを取れるときに取る。」これを徹底して、佐賀市長旗杯、NHK杯へ向かいました。
あとは、NHK杯前に長崎日大さんと練習試合をさせてもらいました。長崎県の春大会決勝で完封したピッチャー、U-18代表候補のピッチャーの2人に対して点を取ることができて、そのあと取られましたが負けなかったという試合をして、そこが潮目だったかなと思います。
ーー夏の大会で優勝するために必要なことは?
「全て受け入れること」かなと思います。コロナ禍で行われたSSP杯で優勝していたこともあり、昨年末の「あの夏を取り戻せ」(中止となった2020年夏の甲子園に出場するはずだった元高校球児が集まり、甲子園で試合をするプロジェクト)に行かせてもらいました。「甲子園中止」を乗り越えて野球をしている選手たちが楽しそうで、何も制限なく野球ができることのありがたみを感じましたし、それに比べれば、打たれようが得点されようが大したことじゃないと思いました。「受け入れて、今からどうするか」がこの大会は大事かなと思います。
ーー選手に向けてメッセージをお願いします!
3年生にとっては佐賀県で出場する大会は最後になります。悔いは残してほしくないですが、後悔をしないことはないと思います。後悔をできるだけ小さくするようないい準備をして臨んでほしいなと思います。
【令和6年度 龍谷高校野球部 基本情報】
・部員 50人(1年生:19人 2年生:17人 3年生:12人 マネージャー:2人)
・指導者 4人(監督:1人 部長:1人 副部長:1人 外部コーチ:1人)
・練習場所 龍谷高校グランド
・練習時間 週6日 3時間/日(土日は練習試合など)