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【SAGA2024国スポ】本物の射撃を生で体感!「クレー射撃」

配信:
2024/2/10 22:00:04
取材:
2023/9/30 3:00:00
【SAGA2024国スポ】本物の射撃を生で体感!「クレー射撃」
SAGA2024 国スポ・全障スポクレー射撃

クレー射撃はクレーと言われる直径11cmの陶器製の皿を散弾銃で撃ち壊す標的射撃競技です。元々は鳩を撃ち落としていたところが起源であり、標的がクレーに変わったことで競技化されました。
本物の散弾銃を使用するため、1試合4R100発を撃つ体への負担は約100トンとも言われるほど。見ている側への衝撃も耳を守るものがなければかなり大きなものとなります。


世界での競技人口は500万人とも言われ、世界で見るととてもメジャーなスポーツです。
今回は、国スポ クレー射撃種目で開催される「トラップ」と「スキート」のルールや魅力を紹介していきます。

国スポでは「トラップ」と「スキート」が開催される

SAGA2024国スポで開催されるクレー射撃は2つの種目である「トラップ」と「スキート」に分けられます。
どちらの種目も1R25発クレーに対して射撃を行い、ミスすると点数を引かれる減点方式でポイントの順位を競います。


「トラップ」
最初から構えた状態でコールを行うと1秒以内にクレーが手前の発射場所から飛ばされます。クレーが発射される方向は右、左、正面と様々で、1つのクレーに対して、2発射撃を行うことができるところが特徴です。
6人一組として横一列に並んだ射台で競技を行います。

トラップ:横一列になって競技を行う


トラップ:手前からクレーが発射される


「スキート」
ガンポジションと言われる構えていない状態からコールを行うと0秒〜3秒以内にクレーがハウスと言われる2箇所の発射場所から飛ばされます。クレーは、「プール」と呼ばれる高いハウスと「マーク」と呼ばれる低いハウスから発射され、その方向は一定です。1つのクレーに対して、1発射撃を行い、両サイドにある白いポールの間で撃ち落とさなければ減点となってしまいます。
半径19mの半円状の射撃場で行われ、その中には8つの射台があり、選手たちは射台ごとに角度の違うクレーを標的に競技を行います。


スキート:半円状の射撃場で行う(右奥緑の建物 ハウス)


スキート:全8箇所から射撃を行う(左奥緑の建物 ハウス)


息の長いスポーツとして

クレー射撃の1番の魅力は、「生涯スポーツとして長く楽しむことができるところ」です。
日本では、銃の所持が20歳から可能であり、70歳代や80歳代まで競技を楽しむ方もたくさんいらっしゃいます。



1発の緊張感がダイレクトに

どんなに綺麗に撃っても、どんなに汚いフォームで撃っても、クレーに当たれば同じ一点。ミスをしてしまったら、取り返すことができないのがクレー射撃の難しさであり、魅力であるのかもしれません。選手がコールしてからクレーが発射されるまでの時間は一瞬のようで長く、選手自身の気持ちが大きく射撃に影響します。
だからこそ、満射(25点満点)が出た瞬間は、選手も観客も盛り上がるのです。
みなさんもぜひこの機会にSAGA2024国スポ「クレー射撃」に触れてみてはいかがですか?



     開催情報     

SAGA2024 正式競技 クレー射撃競技

2024年9月26日(木)〜9月29日(日) 
佐賀市射撃研修センターにて開催予定

また、SAGA2024国スポでは、正式競技としてライフル射撃競技が開催されます。
クレー射撃とライフル射撃の1番の違いは「動的」な標的であるか「静的」な標的であるかだと言えます。
クレー射撃は上述の通り、標的であるクレーが時速80k〜120kで動くのに対して、ライフル射撃は50m先の紙標的が固定されています。ライフル射撃は、距離が長いため、日常生活で行う呼吸などでも「ズレ」が生じるほど繊細なスポーツとなります。ライフル射撃の記事はこちらよりぜひご覧ください。

記事
株式会社WIDE - 山口修平

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2023/11/1 3:06:15

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